清田区に春を告げる渡り鳥アオサギが今年も、通称「平岡イオンの森」に帰ってきました。アオサギの集団営巣地になっている「平岡イオンの森」の上空や近隣の住宅街の上空を優雅な姿で飛び交っています。
 アオサギは体長90センチほどある大きな鳥で、毎年3月に南方より飛来し、7月初めごろまで平岡イオンの森で子育て等の営巣活動を行います。
 イオンの森のアオサギを観察している公園ボランティアグループ「平岡どんぐりの森」によると、今年は3月5日に4羽の初飛来を確認したそうです。その後も次々とアオサギが南の本州方面から渡ってきて、数が増えています。
 イオンの森は、イオン平岡の隣接地にあり、カラマツやシラカバの木が生い茂る自然林です。立ち入り禁止のため豊かな自然が残り、アオサギはカラマツの木の高い所に巣を作ります。
 もともとアオサギの集団営巣地は野幌自然公園にありましたが、1997年、アオサギは野幌自然公園の営巣地を突然放棄し、平岡イオンの森に集団で移ってきました。アオサギが野幌の営巣地を放棄したのはアライグマに襲われたためと言われています。
 ただし、イオンの森も昨年9月5日の台風で、営巣木が倒れる被害が発生しました。平岡どんぐりの森は「少し心配ですが、アオサギの子育てがうまくいくように、そっと見守っていきたい」と話しています。
 昨年4月に行った平岡どんぐりの森による観察会では、巣の数は双眼鏡によって67個確認されたそうです。
 アオサギは、6月下旬から7月にかけて巣立ちの季節を迎えます。平岡イオンの森を離れ、魚などのえさの豊富な川や田んぼの多い地域に移り、8月から9月にかけて本州方面に渡っていきます。