認知症の人への対応の仕方を学ぶ平岡地区高齢者SOS捜索研修会が10月6日(土)、平岡わかば会館(清田区平岡8条1丁目)と周辺の住宅街で行われました。

 平岡地区福祉のまち推進センターの主催で行い、多くの地域住民が参加しました。

 初めに、認知症サポーター養成講座を行い、認知症について学びました。街で徘徊のような高齢者を見かけた場合、①驚かせない②急がせない③自尊心を傷つけない―の3つが大事だそうです。

 続いて、実際に屋外に出て道に迷った認知症の高齢者を発見し、声掛けする「捜索訓練」を行いました。高齢者役の方を見つけると、皆さん、工夫しながら優しく声をかけていました。

 札幌市内では平成29年度、認知症等の行方不明者の相談が249件もあり、そのうち4割は地域住民の方が発見、解決したそうです。認知症になっても、住み慣れた地域で安心して暮らせるには地域の力が大きいようです。

「ひろまある清田」より転載