
平岡樹芸センターの紅葉のトンネル=2022年10月29日
平岡樹芸センター(通称:みどりーむ、札幌市清田区平岡4条3丁目)の紅葉が見ごろになっています(2022年10月29日)。長さ200m以上続く紅葉のトンネルが見事です。
平岡樹芸センターは昭和59年(1984年)に開園した札幌市の個性的な公園。園内には3000本のイチイ(オンコ)が植栽されているほか、モミジ類はヤマモミジ、ノムラモミジ、シダレモミジなど8種類、700~800本植えられています。
ほかにも多くの樹木が植栽されており、公園というよりは庭園という趣です。
そのモミジ類が燃えるような鮮やかな赤色に色づき、見頃になっています。
10月29日(土)に行ってみましたが、朝から大勢の来園者で賑わっていました。
ここのモミジは、春先から葉がくすんだ茶色をしていますが、例年、10月下旬からくすんだ茶色が鮮やかな赤色に紅葉します。見頃は10月下旬から11月初めにかけてです。
毎年、ここの紅葉を見ていますが、年々、紅葉見物の来園者が増えています。今年も観光バスが来ており、札幌の紅葉の観光スポットとしてすっかり定着した感があります。
コロナ前は外国人も多く来園していました。タイからの観光客が多かったとのことです。
平岡樹芸センターの紅葉風景は、ANA(全日空)の2020年カレンダーの10月編に採用されたほどです。
この年のANAカレンダーは、パリ・エッフェル塔、ロンドン・ビッグベン、シドニー・オペラハウス、日本・富士山などが採用されており、平岡樹芸センターはこれら世界の有名観光地と並んで採用されました。

日本庭園とベニシダレ
園内にある日本庭園は、この時期、紅葉に囲まれて独特の落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

ソメイヨシノも色づいています
また、芝生広場には春に見事な花を咲かせるソメイヨシノの巨木がありますが、この時期はすっかり秋の色になっています。春や夏とはまた違った芝生広場の景色です。

春、満開のソメイヨシノ
平岡樹芸センターは11月6日(日)まで開園しています。11月7日から来年4月下旬までは冬の休園になります。通常は月曜休園ですが、10月31日(月)は開園します。
この時期、近くに臨時駐車場も開設されますが、かなり混み合います。路線バスは、新さっぽろ、大谷地から出ており、いずれも「平岡4条2丁目」バス停下車です。
「ひろまある清田」より転載