避難所運営ゲーム(HUG)の実施状況

HUGの様子

 平岡地区で「避難所運営研修」が開催されました。12月28日に平岡中央中学校で、1月17日に平岡小学校でそれぞれ実施され、学校周辺の町内会の皆さんが参加されました。

 研修では、避難所運営の基本的な考えについて講義があり、学校の施設や備蓄庫を確認した後、避難所運営をシミュレーションするゲーム「HUG」を参加者全員で行いました。

 皆さんの防災意識は高く、非常時の避難所運営体制や地域住民で協働すべきこと、備蓄物の内容や数などについて質問があり、運営時の課題を再確認していました。

備蓄庫の確認

 避難所運営ゲーム「HUG」は、避難所が開設された際に様々な状況にある避難者が来訪されることを想定し、それぞれの要望にどのように応えるかを運営者・協力者の立場で考えるもので、事前の訓練になるものです。

 避難者の中には、発熱や体調不良の症状のある方、小さなお子さん連れの方、ペットとともに来訪される方、障害のある方など、人それぞれの生活上で必要な条件が異なります。避難所の限られた場所や資材でどのように要望に応えるか、ルールを皆で話し合いながら決め、課題を解決していきました。実際にはかなえられないことも出てきます。各自の準備がやはり大事なこともあることも実感されます。

 研修の終了後には「こういうことを事前に1回でも行っておくときっと効果があるね」との参加者の声がありました。災害はいつ訪れるかわかりません。「もしも」を想定してご家庭での用意、非常時の行動などについて、お話する機会を持つことも大切です。

平岡まちづくりセンターより転載